ブローカー研究4 FXCC

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利用しているEAの販売者のアカウントがこのFXCCを使っており、EA性能を再現するためこのブローカーを使用してみました。どういったブロ-カーなのか使用感と合わせて書いてみます。

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“そこそこ”古いキプロスブローカーFXCC

日本人がFX〇〇と言えば何が思い浮かぶでしょうか。おそらくFXDD(FX Direct Dealer)かと思います

最初このFXCCを見たとき、FXDDの別会社かパクリかと思いましたが、ご存知の通り全く別の会社です。FXCC(FX Central Clearing)が正式名称ですが、絶対FXDDを意識して語呂を合わせてますね。うん。

さて、このFXCCは2010年に設立されたキプロスのブローカーです。2010年だとたった5年前ですが、2010年代設立の多い新興が多いFX業界の中では”まだ”古い方でしょうか。許認可当局はCysec(キプロス証券取引委員会)、FCA(英金融行為規制機構)登録の業者です。(FXCCはキプロス当局に”規制”されており、イギリスではあくまでも”登録業者”ということです。)

念のため当局の登録状況を確認しましたが、ご覧のように登録状況は問題ございません。

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キプロス証券取引員会

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英金融行為規制機構

以上の許認可形態はよくあるパターンです。キプロス当局の監督下にあるため、FXCCはICF(投資家補償基金)への加入が義務付けられており、仮にFXCCが分別管理を適当にやって使い込まれたとしても2万EUROまでは基金の補償がついています。ちなみに、保管形態は信託保全ではなく、分別管理(Deloitte Touche Tohmatsuによる監査)のようです。

法人アカウント及びアドバンスドアカウント(高額入金必須)ではカストディアンサービス(信託銀行に資金を保管したまま取引)が利用できるようですが、通常のアカウントで2万EUROを限度として利用するのが良いでしょう。

 

FXCCの売りはタイトスプレッドを享受できるECN/STPディーリング

そもそもなぜ日本人に馴染みのないFXCCを利用したのかというと、利用EAのスプレッド許容量が狭く、彼らの売りであるタイトスプレッドを使用せざるを得なかったからです。

FXCCはインターバンクに直接注文が流れるNDD方式を採用しており、複数の先からベストクォートを供給してくれます。

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ここまでなら、通常よく知っている他のブローカーのナノスプレッドアカウントなどと同一ですが、FXCCの場合はもう一つの利点があります。ご存知の通り、NDD方式の場合はブローカーがスプレッドを乗せない分別途手数料を取られる方式ですが、FXCCは一定証拠金金額までなら手数料が無料なのです

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上記はFXCCの各アカウント種別です。ご覧のようにECN XLアカウントでは10,000USDまでは一切手数料がかからないため、少額利用の場合手元に残るお金はFXCCは他社と比較して多くなります。但し、FXCCのECNスプレッドが他社と同水準であればの話ですが。

私が利用するAxioryとFXCCを同じようにスプレッド計測ツールで記録し比較したものが以下になります。

EURUSDの15分毎の平均スプレッド推移

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GBPUSDの15分毎の平均スプレッド推移

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生数字ではAxioryのnanoスプレッド口座に及びませんが、日本時間の朝方を除きEURUSDで安定して0.5pip前後のスプレッドを保っています。また、Axioryのnanoスプレッド口座は片道$3/lotの手数料がかかりますので、それを考慮した実質スプレッドベースだとFXCCの方がスプレッド水準は低くなります。

少額利用ユーザーでスキャルピング系やスプレッドに敏感なタイプのEAを稼働させる場合は、FXCCは使う価値がありますね。(FXCCはEA利用やスキャルピングも歓迎しています。)一方、証拠金金額が10,000USD以上となる場合や朝スキャ系のEAを扱う場合は、Axioryの方が良いでしょう。

他の通貨のLiveスプレッドはForex live quotesから見られます。

 

サービス面は一通りOK。入出金手数料も無料

FXCCの資金マネジメントは以下のTraders Hubで行います。ちなみに、ここまで特に触れてはいませんでしたが、FXCCは全て英語で記述されており、日本語は対応していません

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入出金は以下の手段に対応しています。これだけあれば問題ないでしょう。クレジットカード、Skrill、Netellerは1時間以内の反映、銀行送金の場合は3~5日かかります。手数料はFXCC側の分は全て無料、引き出しには$50以上の制限があります。私がSkrilに入金した際には5分で反映しました。

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また、FXCCは単にスプレッドが安いブローカーというだけではなく、運用を委託するMAMサービス、FXSTATZulutradeなどのソーシャルトレーディングサービスにも対応しています。

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顧客対応面ではどうでしょうか。まずアカウント開設後にセールスマネジャーから挨拶メールが飛び入金手段について尋ねてくれます。特段サポートは不要でしたのでその旨を伝えると、質問があったら遠慮なく聞いてくださいと心地よい対応。

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入金のフォロー

また、今回は最初キャッシュバックIB経由の開設だったのですが、わざわざマークアップ手数料が付加されていることを教えてくれました。キャッシュバック目的でスプレッドが厚くなってしまってはFXCCを利用する意味がないので、IBを外すようにいうと快く外してくれました。

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Markupを削除

これ以外にも今回の記事を書くにあたり不明点をlive chatで尋ねましたが、迅速かつ的確でした。海外ブローカーはいい加減な対応の所も多いですが、現状顧客サポートは問題ないレベルです。

 

ユーザーの評価は低め。内容は玉石混交

海外ユーザーからの実際の評価はどのような感じでしょうか。まず最初に見たいのはForex Peace Armyですね。ここでSCAM認定されるようでは、使うに値しません。

現在の評価ランクはこのような感じです。SCAM認定はされていませんでした。評価としては平均より少し低い水準でしょうか。他の評価サイトを含めコメント内容は良し悪しが極端ですね。理由が明確なものを抜き出すと、概ね以下のような傾向があります。

■良い評価

  • 約定が早い
  • 顧客対応は良い、返事が早い
  • スプレッドが狭く、スリッページ頻度も少ない

■悪い評価

  • 重要指標時やストレス局面でスプレッドが広がる
  • リクォートが多い
  • ボラタイルな局面で価格を操作している

参考:Forex Peace ArmyForex Broker RatingMyfxbook

読んだ感想としては、良い評価の人はやはりスプレッドの狭さに満足している方が多いですね。顧客サービスも褒めているコメントは何点かありました。但し、その肝心のスプレッドに対する評価ですが、広がりやすさを指摘するコメントが非常に多いです。特に指標発表時のボラタイルな相場状況の時の広がりがよく言及されています。

参考に私が上記で記録したスプレッドレコードで15分毎の最大スプレッドで作成したグラフを見ると、確かに時間によっては跳ねあがり(スプレッドの広がり)は大きいです。

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その他の点では、殊更取り上げるもののほどではないという印象です。私自身の使用感としては今の所問題ないですが、大体のサイトの評価は低めの水準ですので、大金を投じるようなメインアカウントとして使用するのは避けた方が無難です。もし、FXCCの利用を検討される場合は、あくまでも少額利用かつ低めのリスクに留めるようにしましょう。

口座開設開設方法についてはこちらもどうぞ

FXCCの口座開設方法

 

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3 件のコメント

  • SBの紹介記事を見て興味を持ちましたが、手数料の有無で成績が大きく左右されるので、このブローカーが気になっていました。
    とても参考になります。

    ところで、口座開設時の証明書類は以前の記事にあった残高証明でOKでしたか?
    開設を検討しているので、教えていただけると助かります。

    でも、海外の評価を見ると、なにやら金銭トラブルや価格操作に憤慨のコメントが多いですね。とっても不安になりますがw

    • こんにちは。文末最後のリンク先にある口座開設方法の中に書いていますが、英文の銀行の残高記録で問題ありません。(私は新生銀行のを使用していますが、15分くらいで開きました。)
      評判については仕方ないですね。全ユーザーから褒められているブローカーは逆に見たことがないので、海外FXならそんなものとどっしり構えています。自分で使用してみて明らかに違和感を感じれば切り替えると思います。

      • 口座開設の記事を見落としていたようです。
        参考にさせていただきます。

        ありがとうございました。

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