FxPro・Axiory・Myfx Marketsのスプレッドの傾向を調べてみた

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海外のFX業者について調べてみると、ブローカーのスプレッド水準や動きについてよく目にする「朝方はスプレッドが厚い」「指標発表時にはスプレッドが急激に広がる」などの感想。主に裁量トレーダーの方の声でしょうか。

EAによる運用で更に1週間ほぼまるまるほったらかし派の私には、その「時点」ごとのスプレッドは目に見て分かるものの、それを繋げてみたスプレッドの「傾向」については感覚を掴む機会が少なく、本当にそうなのかはっきりとは確認できていませんでした。

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そこで、ヒストリカルにスプレッドを記録できるインジケーターを利用し、実際にそのブローカーが提示しているスプレッドの実態がどんなものなのか、取りあえず実際に自分がメインで使っているブローカーについて調べてみました。

 

■スプレッド分析に利用したデータの条件

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スプレッドについては以上のデータを基に検証内容を書いていきます。データ自体は、丁度FOMCという大きなイベントがあった9月3週目に取得したものです。

データの取得間隔はスタンダードのリアルアカウントで1分ごとに計測・取得し、その1分間のスプレッド変動の中での最大スプレッド、平均スプレッド、最小スプレッドをそれぞれ記録しています。

 

■各スプレッド項目の平均値

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まずはスプレッドの全体感を把握するため、1分ごとに取得した1週間の平均スプレッド、最大スプレッド、最小スプレッドの値を更に各々平均したものがこちらです。この数値自体はあまり意味のあるものではありませんが、なんとなくこのブローカーはこういう感じなんだなという傾向を掴んでもらうために算出しています。

まず、このデータから示唆されるのは、

  • AxioryとMyfx Marketsのスプレッド水準はほぼ拮抗しているものの、Axioryの方がより低いスプレッドが得られる可能性がある。
  • FxProは最大値と最小値の幅が2社より広く、相対的にスプレッドのぶれ幅が広い

という感じでしょうか。但し、これらのデータはあくまでも各項目の平均値ですので、最大値と最小値は実際にその水準のスプレッドがどれくらい提示されていたかは考慮されていません。

 

■平均スプレッドの推移

次に1週間の推移を確認してみます。1分ごとに取得した平均スプレッドについて更に1時間ごとに平均値を算出し、1週間に渡ってプロットしたものです。

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※時間の表示はこれらのブローカーは全てGMT+3ですので、日本時間は全て上記の時間+6になります。ex 9月15日0時 → 9月15日6時(日本時間)

赤色の線はFxPro、紫色の線はAxiory、青色の線はMyfx Marketsです。このようにプロットすると面白い傾向が見てとれます。まずスプレッドの狭さですが、上記の時間平均値ベースではAxioryが最小スプレッドであったものの、実は欧州時間はMyfx Marketsの方が比較的有利なスプレッドが得られるようです。仕事終わりの夜に裁量トレードする人にはおススメですね。しかし、Myfx Marketsには大きな弱点があります。日本時間の早朝です。

私もこうやってスプレッドレコードを取得するまで強く意識はしていなかったのですが、Myfx Marketsの日本時間早朝の広がりは相対的にスプレッドの厚いFxProを凌駕しています。平常スプレッドへの戻りは早いものの、このデータだけで判断すると、日本時間の朝方にトレードする朝スキャEAの運用は特にMyfx Marketsでは避けた方が良いように見えます。この早朝時間については次項で掘り下げます。)

一方のAxioryは、比較的安定してスプレッドが推移しています。上方向にもあまり跳ねていません。FxProは元からスプレッドは厚いものの、大手でリクイディティは豊富、それなりに安定しているというイメージはありましたが、Axioryほどではなかったようです。

 

■早朝スプレッドの推移

さて、前項でも触れた早朝時間に焦点を当ててみたいと思います。少々見にくいですが、今度は日本時間のAM4時~7時に絞って1分ごとのデータを並べています。

※データの表示上全てのデータが繋がって見えていますが、連続しているのは22・23・0・1の並びで1 →22は連続したデータではないのでご注意ください。

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前項では平均化されてしまっているので分かりにくかったですが、早朝時間のスプレッドの跳ねあがりは0時台(=日本時間の6時台)はじめのスプレッドが大きく開き、平均値を引き上げてしまうのが原因のようです。

0時近辺はEURUSDでも、FxProやMyfx Marketsは3~4Pipsぐらい開いています。また、0時付近だけではなく、両ブローカーは1時ぐらいまではスプレッドは安定せず、2Pips前後と比較的高い水準で推移する傾向があります。

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0時台(日本時間6時台)だけの傾向を見るため、5日間の1分毎の値を平均化してプロットしたものがこちらです。Axioryは相対的に低位で安定する一方、FxProとMyfx Marketsはほぼ同水準です。Myfx Marketsはタイトなスプレッドが売りの1つですが、唯一早朝の時間帯は気を付けた方が良いようです。

ちなみに、この傾向はどの時点で解消されるのかというと、概ね4時~5時(日本時間13時~14時)が目安となります。(下図参照)

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■指標発表前後のスプレッド状況

もう一つ気になるのが、指標発表やイベント時のスプレッドのストレス耐性です。何か大きなイベントが起こった時にスプレッドがとんでもなく離れてしまっては、急な損切り等で余計な損を被ってしまうおそれがありますね。

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これは9月3週目にあった主要指標の発表前後3分間におけるEURUSDのスプレッドの平均値を算出したものです。ここで挙げている乖離率は以下の算出式で出しています。

  ・乖離率 (%) = ( 指標発表前後の平均スプレッド ÷ 平常時スプレッド )-1 

※平常時スプレッドは、指標発表2時間前の時点から1時間1分毎に計測した平均スプレッドを更に1時間で平均化したものです。例えばFOMC・政策金利発表の時は、金利が発表される日本時間のAM3時から2時間遡ったAM1時を基準とし、1時間の間計測したAM1時~2時の平均スプレッドです。

乖離率がプラス方向に大きな数字になっているほど、スプレッドが平常時よりも拡大していることを意味しています。この結果の相対比較から分かるのは、

  • FxProは比較的指標の重要度が低い指標でもスプレッドが開きやすい。
  • Axioryは指標発表前後のスプレッドのストレス耐性が相対的に高く、広がる幅も小さい。
  • Myfx Marketsは重要指標などでスプレッドが一旦広がると、かなり大きく広がる。

という感じでしょうか。但し、あくまでも3社の中での相対比較なので、この結果が市中平均から見てその通りなのかは分かりません。その点はご注意ください。

 

■まとめ

今回分析してみた結果は、myfxbookやFPAなどの評判を基にした自分の認識と少し乖離していました。やはり実際に計測し、自分の目で確認してみることが大事ですね。

スプレッドを重視するトレーダーにはAxioryやMyfx Marktesは最適ですが、特にMyfx Marktetsはトレードする時間帯によっては有利・不利が明確に異なるので、自分のトレーディングスタイル・使用中のEAが業者の得意とする時間帯に合致しているのか改めて確認されることをおすすめします。

今新規利用先を検討中なので、利用業者を増やしたら再度スプレッド検証記事を書きたいと思います。

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