ブローカー研究3 FxPro

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今回は利用されている方も多いと思いますが、メジャーな会社であるFxProについて取り上げてみたいと思います。FxProは2006年創業のFXブローカーで、盛衰の激しい海外FX会社では老舗と言われる分類でしょうか。

私の運用しているEAで1口座分利用しているのですが、あらゆる点でバランスが取れており、まだ海外FXを始めたばかりの方や海外FXで預託資金の安全性や企業としての透明性を重視される方にはうってつけだと思います。どういったブローカーなのかFxProの評判や使用感などについて、利用者として様々な切り口から見ていきましょう。

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■入出金周りの利便性の高さはFXブローカー随一

FxProを使いだして最初に驚いた点がその入出金周りの利便性です。Netteler・Skrillは然ることながら、FX会社では今となっては珍しくなったPayPalを入出金に使用することができます。また、5万円という少し高めの金額基準は設けられているものの、PayPal以外の電子決済サービスを使用すれば入出金にかかる手数料は無料。加えて、FxProにはおサイフ口座という便利な機能があります。

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おサイフ口座とは、FxProにおける入出金の窓口のようなものです。全ての入出金は一旦おサイフ口座を経由し、EAを稼働させるMT4口座や、ECNでタイトスプレッドでの取引ができるcTrader口座、ミラートレーダーのようにストラテジーを選択してシステム運用させるSuperTrader口座などへ資金配分できます。

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ただの資金窓口としての機能なら大したことはないのですが、おサイフ口座の換算機能よって、非常に安価なコストで米ドル口座を使用できることが私にとってFxProを使う魅力の1つでもあります。

海外製EAを使用する方の中には、「EAのMM機能を有効に機能させる」 、「わざわざ円換算の設定がめんどくさい」などの理由で、米ドル建口座を使用している人もそれなりにいると思います。しかし、米ドル建口座の場合、入出金の度に余計な為替手数料がかかってしまうのがネック。

しかし、おサイフ口座を円建で開設し、実際のMT4口座を米ドル建で運用すれば、入出金は円にもかかわらず、実際の運用はFxProの有利なレートで換算した米ドルで行うことができ、為替手数料の節約になります。

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ちなみに、実際にFxProの米ドル建口座から円建のおサイフ口座に換算した際に用いたレートがこちらです。マウスが被っていて見づらくて恐縮ですが、左側がおサイフ口座からの換算結果、右側が同じ時間帯に取引されている為替レートです。

おサイフ口座 換算結果
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同時刻帯の市場のClose値と為替交換レートの差はわずか0.7銭。他のブローカーでNetellerやSkrillなどに為替手数料を支払ってまでドル建口座を運用するのが馬鹿らしくなってくる程のレートで両替できてしまいます。

 

■ゼロカット、信託保全、レバレッジコントロールと安全性は非常に高い

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業界でもかなり厳しい管理体制を敷いている会社なだけあって、顧客資金の安全性は高いでしょう。ICF(投資家補償基金)に加入しており、2万ユーロ分までは基金補償がついています。海外FXを選ぶ方なら当然とも言えるゼロカットも勿論備えています。

業界でも大手ですので、企業自身の信用力もそれなりにある方ではないでしょうか。英国のFCAやキプロスのCyCECなどによる認可・規制も受けており、特に資金の安全性などに対して敏感な方にはもってこいのブローカーと言えます。

こうした顧客資金の安全性に対する意識の高さは、頻繁なレバレッジコントロールにも活かされています。例えば、2015年7月の事例。

この時はギリシャ債務問題で債権国団の緊縮案の賛否を問うギリシャ国民投票を週末に控え、相場のボラティリティが非常に高まっていました。FxProは顧客資金の保全のため、強制的に50倍までレバレッジの引き下げを断行。こうしたブローカー側によるレバレッジの引き下げで一時的に必要証拠金を上げることにより、顧客は過度なリスクを取ることができなくなるため、結果的に資金が保全されます。

ただ、分かっていても普段の500倍のレバレッジを前提にスイングやポジショントレードを行っている場合は、このような突発的なレバレッジの引き下げはびっくりはします。私もこのおかげで既存ポジションの必要証拠金が急激に上昇し、運用口座の証拠金維持率が100%を切りかけた時はちびりました。(結局その場でポジションを切る事になったため、まぁFxProの思惑通りですね。)

一番の自衛手段は自分で事前に管理すること。FxProの場合は、通知メールとは別にFxProのページ上部にある「FxProブログ」から右下にある「Important Announcements」を見る癖を付けましょう。

 

■スプレッドは平均的レベル、スワップもそれなり

WS000078今回もアカウントを保有しているブローカーのスプレッドについて同時刻のスプレッド水準を比較してみました。この画像は、ある一時点のクォートを同時刻に撮影、というのを2回分繰り返して並べたものです。

この2回分のスプレッドを和半して平均スプレッド算出し、6点満点で上位からスコアリングしたのが下記の画像です。

WS000081サンプリング数が少なくて恐縮ですが、上記の画像ではAxioryLANDFXが突出してシャープなスプレッドを提示していることが分かります。一方のFxProはスプレッドに関しては良くも悪くも普通です

ではスワップはどうか。金利の高いオセアニア通貨を中心にロングサイドで1Lot保有した場合、1日あたりどれくらい得られるかでスコアリングしたのがこちらです。

WS000082スワップも3番手で普通。そう、まさにこれがFxProの特徴で、冒頭のあらゆる点でバランスが取れているという私の言及はこういった点が背景にあります。そのため、海外FXが初めてでどの会社を使えば分からないという場合は、とりあえずFxProを選択肢に入れておけば間違いではないでしょう。

約定力については、FxRroは業者のなかでも珍しくスリッページの統計を公表しており、そこから読み取れる内容としては、全顧客取引のうち不利約定は概ね10%~20%とのこと。この結果が果たして良いものか悪いものかの相対比較が難しく、自社発表値なので何とも言えないのですが、経営の透明性の観点から言うと、実情をしっかり公表しようとする姿勢は評価できます。

参考:共同通信PRワイヤー FxProはFX取引の透明性を堅持

 

■受賞歴は多数。しかし、FPAなどでは自演の警告も

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FxProは、FX業界では長年堅実に営業活動を続けてきたこともあって、受賞歴も数多く、世界中で高い評価を受けているようです。海外FXはかなり胡散臭い業者も多いですから、こういう信頼できる業者は、1つや2つあって欲しいですね。

さて、ここまでそこそこ褒める点の多かったFxPRoですが、他のユーザー様はどのように感じていらっしゃるのか、レビューサイトなどを回って書き込みなどを確認してみました。

良い意見

  • MT4で米国株ができるのは便利
  • 入出金の対応が早い。
  • PayPalが使えるのが良い!
  • 大きいロットでもあまりスリッページは見られない。
  • FPAのレーティングが悪くて驚いた。何年も使用しているが、悪い点もなくFxProが一番良い。

悪い意見

  • サーバーが少し弱い気がする。
  • たまにオーダーの執行されない無効なプライスが提示されているようだ。
  • 出金に1週間もかかった。
  • イベント時のストップロスが効かない。
  • MT4がしばしばオフラインになる。

参考:2ch、FPA、その他サイト様

個々人によって感じ方は、違いますから正反対の意見もそれなりにあります。最低限の気になる評判として入出金の話がありますが、さすがにこれだけの大手業者だけあって出金拒否といった口コミは確認できず。

よく目にしたのが接続性に関する評判。私自身は基本的にEAによる運用でずっと画面を見てはいないので、接続性には不満を感じたことはありませんが、他のユーザーの声ではサーバーに繋がらなかったりすることが多いようです。

あと面白かったのが自演の警告。下記はFPAのブローカーレビューの画面ですが、どーんと中央にWARNING!の文字が。内容としては、FPAがいくつかのFxProに対する肯定的な評判に関して、お金をもらって書かれているものだという証拠を確認したと注意書きされています。

WS000083ステルスマーケティングの1種ですが、資金力があるからこそできるのでしょう。いわゆるステマ自体は、利用を検討している顧客にとっては迷惑なものですが、ステマをしている業者が全て悪いのかというと、そうでもありません。大事なのは、顧客自身が自分で調べて、しっかりと見極めてから利用することですね。

 

■総評

ここまでご覧になれば分かる通り、我々日本人の感覚から見ればまだまだですが、海外のFX業者の中では比較的まっとうな経営をしている方です。利用者が入出金のボーナスやスプレッドの狭さを重視する場合は別の業者をオススメしますが、資金の安全性に重点を置く場合は、FxProに並ぶ業者は少ないでしょう。

勿論FXはAlpariやFXCMなどの大手どころも顧客の損失を被って一発退場するような世界ですから、絶対ではありません。しかし、我々が今手に入る情報を基に判断する限り、上位のブローカーであることは間違いないと思います。

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